M365 Basicの良いところ3点

M365のBusiness Basicプランを契約しています。

仕事でM365の要件定義をすることになった際に、自分で自由にさわれる環境が欲しくて契約しました。

Business Basicの良いところをエンジニア目線で3点あげると、

M365 Basicの良いところ

①月額594円と安い

②管理センターをさわれる

③Teams、Outlookなどの基本ソフトはもちろん、One Drive、Power automate、PowerAppsなどのM365のアプリも使用できる

です。

月額594と安い

何より自腹で検証・学習していますので、安いに越したことはありません。

わたしの場合、M365に(onmicrosoft.comではなく)自分で独自ドメインを取得して割り当てて検証したかったので、M365の料金に加えて、お名前.comで取得したドメイン料がかかっております。

我が家のM365検証にかかっている費用

数量金額
M365 Business Basic1月額594円
独自ドメイン料(.netドメイン)1一年目年額:1円
二年目以降 年額:1,628円 (→月額換算 136円)

ドメイン料を月額換算すると、検証費用に月740円ほどかかっている計算です。

管理センターをさわれる

M365をユーザーとして利用していると意識しない、さわる場面がないのが、M365管理センターです。

インフラエンジニアとしては、M365のドメインの設定、メールサーバーの設定、SharePointの設定など、どうなっているんだ?どうやったらどうなるんだ?と気になるところですが、Basicプランは、その全ての設定をさわることができます。

仕事だと気軽に試せない、

・このDNSレコード消したらどんな動きになるんだろう?とか、

・M365以外のメールサーバーと連携する時の設定でここかな的な設定を入れて試したり

と遊べるのが検証環境の良いところです。

独自ドメインを取得すると、各種レコードを設定して、M365が独自ドメインで動くように設定することができます。

M365を使用するには、どこで独自ドメインを取得した方が良いですか?
SRVレコードの登録に対応したサイトをご利用されてください。わたしが取得した2021年8月時点では、お名前.comはSRVレコードに対応してました。

Exchange管理センターのルール設定もできるので、お試し検証するにはいいです。

ビジネスの要件で求めらることの多い、メールをユーザが消しても、サーバ側に保持する「訴訟ホールド」「インプレース保持」機能は、Basicでは対応していないので、そこを検証したい!という方はご注意を。

「訴訟ホールド」「インプレース保持」機能を検証したい方は、Online Archivingのライセンスを追加購入するか、もしくは、Business Premiumのライセンスにアップグレードすると、使うことができます。

SharePointに至っては、1TBの容量がありますが、1人で1TBのコンテンツを作ることはほぼないと思います。十分に検証できます。

SharePointの使用可能な容量は、契約すると、1TBが基本容量として割り当てられます。そして、ライセンス数が増えると、それに合わせて、100GBずつ増えていきます。

わたしの場合は、Business Basic 1ライセンスの契約ですので、

1TB+(1ライセンス数x100GB)=1.01TB です。

PowerApps、PowerAutomateも使える

最近まで全くさわったことのなかったPowerAutomate、PowerApps。

インフラエンジニアとしては、シェルは受け入れやすいが、GUIポチポチで作るのは何か抵抗感があってあまり乗り気ではなかったのですが・・・

M365上に集めたデータを操作して整形することを考えたときに、オンプレのサーバ上で動かしていたようなシェルってM365上ではどうするんでしょう?となりました。

いまのところ、自分の持ってる解決策は、2つあり、

①PC上でM365に接続するPowerShellを作成し、M365上のデータを操作する。

②M365上のPowerAutomateを使用する。

です。

PC上でPowerShellを実行する方が、まだ慣れているところではありますが、PCを立ち上げっぱなしにしておかないといけないのがデメリットです。

PowerAutomateは、スケジュール実行にも対応しているようですので、きちんと作れたらcronを実行するような感じにできそうです。

M365 Business Basicは、PowerAutomateのFree版を使うことができるので、試しに作ってみるには、十分です。

勤怠時刻を打刻するアプリに挑戦中です。

ボタンを押したら、Excelに出勤・退勤時間が記録されるというアプリです。

まだうまく動いていないので、あともうちょっと。

少しずつ慣れてきました。

インフラエンジニアでもPowerAppsに手を出して大丈夫そうです。

まとめ

M365 Basicは月額594円から始められて、M365の管理側の設定を行ったり、PowerApps、PowerAutomateのFree版を使えますので、M365がどんなものなのかさわって確かめたい人にオススメです。

また、M365 BasicについてくるExchange Onlineはウイルス対策・スパム対策が初期設定で入っていますので、自分のドメインのメールアドレスを取得したい方にもオススメです。

それでは以上です。

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