マイクロソフトの認定資格の1つで、Teams, SharePoint, Exchange Onlineなど、Microsoft 365管理者のための初級資格です。受験費用はマイクロソフト認定資格の中では安く、手が出しやすくなっています。
- 受験料 12,500円(税抜き)
- 問題数 37~45問
- 試験時間 45分
マイクロソフト認定資格の中では初級編ではありますが、
幅広い内容を聞かれること
試験対策本がないこと
から、それなりに準備が必要な試験だと思います。
正直微妙ではあります。MS-900を学ぶ過程で、M365のユーザー作成ができるようにはなりませんし、Exchange Onlineの設定もできるようにはなりません。実作業は実際に作業を通じて覚えることになります。
ですが、M365関連の全般的な製品について理解ができたり、資格を取得するために認証のプロセスを確認できるので、作業というよりは、少し上流の全体を理解しての設計に入りやすくなるかと思います。
MS-900を取った場合に貢献できるところということをお話すると、マイクロソフトのライセンス販売代理店になっている会社に所属している場合、MS-900の取得は会社に貢献できます。
所属会社が販売代理店の場合、所定の資格を持った社員が何人いるかによって代理店のランクが上下しますので、MS-900の資格取得は会社のランクに貢献します。
また、派遣会社にお勤めの方、フリーランスの方でしたら、Azure系の資格を持っている方は割と多い中、M365の資格を持っている人は少ないので、M365の素養がある人ということで便りにされる可能性は大いにあります。
このあたりが取得する意味ではないでしょうか。
利用者としてではなく、管理者としてM365にふれる。具体的には管理センターにアクセスできると良いです。
MS-900に関連するプログラムを学ぶ。
Microsoft Learnを学んで試験問題を解ける力がついていると良いのですが、試験問題を解くにはもう少し学習が必要です。Udemy、ExamTopicなどで、疑似問題を解いてどのような問題が出題されるか確認するといいです。
マイクロソフトは、マイクロソフト製品のスキルを学ぶための Microsoft Learn を準備しています。
自分のなりたいもの、例えば 管理者や、AIエンジニアなどを選択することで、おすすめの学ぶ順番を提示してくれるなど、初級者からでも入りやすい工夫がされています。
また、Microft Learnのサイトにログインして学習を進めると、学んだ履歴を記録してくれて、次にサイトを訪れたときには、どこまで学んでいるので、ここから再開しましょうと頼れるパートナーとして機能してくれるのでおすすめです。
わたしの受験結果ですが、合格ライン700点に対して、点数728点。ぎりぎりですが合格しました。
問題数は、37問でした。
試験は、見たことのあるような問題が出たこともあり、23分ほどで全部の回答を終了しました。
M365の経験
・価格と機能調査および導入(Basic、Premium、Exchange Online P1・P2)
・独自ドメインでのテナント開設
・Exchange Online 組織の共有
・SharePoint / OneDrive管理センターの設定メンテ
・Teamsポリシーメンテ
・ユーザー登録
・条件付きアクセス 6〜7ルール程度
試験準備期間 約1ヶ月ほど。
①Microsoft Learning の MS900向けのモジュールを学習:二週間ぐらい
②200問の問題集をわからないところを調べながら1.5周:三週間ぐらい
問題集は、1年ぐらい前のもの。6割ぐらい問題集で見たような問題だと思いました。
残りの4割は、初めて見た問題で、Microsoft Viva系のものが多い印象。
マネージャーがチームの生産性を見るときに役立つのは?みたいな質問だったとおもいます。
Viva系のインサイト、ラーニング、コネクションなどをもう少しわかっていたら点数が稼げたかなと。
Azure Information Protection、Azure AD Premium P1 P2、Microsoft Purviewのあたりはよく見ていたので、出た問題は割と素直に解けたと思います。
Viva系についてもう少し復習しようかなと思いました。